“話を聞く”これだけで救われることって本当にあるんです!

◎Yさん 看護師・男性/認知症・精神病専門の病院で約20年間勤務し転職

◆訪問看護への転職のきっかけは?

病院で勤務していた時は、周りにスタッフがたくさんいたので、
フォローしあえたり、分からないことが聞けるなど良い面は確かにありました。
しかし、患者さんの人数も多いため1人1人に寄り添ったケアは難しく、
「私のことほったらかしやん」「いやそうじゃないんですよ~」
というやりとりもしばしば。自身の思い描いていた看護とのズレを感じ、
1対1で向き合える訪問看護に転職したんです。

◆ここに来てから印象に残っていることは?

『あの利用者さんに心開いているのYさんだけです!どうして!?』
と訪問先の施設スタッフさんより驚かれたこと。
男性嫌いの女性利用者さんで、施設内では女性しか受け付けず、
最初男性の看護師が来ることに施設側からも不安がられ私も不安でした(笑)
実際に訪問してみると、「体調どうですか?」「お薬飲めてますか?」とお聞きしても
「もういいから~」と反発されていました。

そこで、まずは私のことを知ってもらおうとコミュニケーションの仕方を変えました。
そしてその方のことを理解するために、
「僕今○○にはまっているんですけど、
僕くらいの年齢の時、□□さん何がお好きだったんですか?」
と質問すると「私らの時は○○で…」と少しずつお話してくださるように。
回数を重ねることによって、少しずつ信頼関係を築いていくことができました。

私だけにいろいろ話してもらえたりするので、
「施設スタッフさんからも何でそんなに仲良しなんですか?」
と羨ましがられたことは誇らしく感じられました(笑)

施設での生活が8ヶ月を過ぎ、社会復帰が出来る状態まで回復。
退所される時、泣いて喜ばれていた姿は目に焼き付いています。

すべての利用者さんに共通して言えることなんですけど、
自身の不安や今の気持ちを聞いてもらえることを望んでいて、
話相手が欲しいんだということを実体験を通じて深く理解できました。


◎Tさん 看護師・女性/以前は高齢者・在宅の訪問看護で活躍

◆前職と比べてどんなところに違いを感じますか?

『帰る時の安心感』です。
在宅の場合、私が帰ったあと何かあったらどうしようと気になることもしばしば。
ですが、施設訪問の場合、何かあれば施設のスタッフさんが対応してくださるので、
安心感が全然違いますね。

◆仕事のしやすさはどうですか?
(チーム担当制について、仕事内容欄でお話しています)

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