ここに来て初めて、“その人を知ること”が介護なんだと気づいた。

そう話してくれたのは、入職4年目のスタッフ。
以前は病院の看護助手や有料老人ホーム、特養など、さまざまな介護現場を経験してきました。

「前の職場では、20人以上の利用者様を数人で見ることもあって、“もっと話したい”“もっとしてあげたい”と思っても、次に行かないといけない。ここでは1フロア9名の利用者様をみんなで見るので、一人ひとりと関われる時間が全然違うんです。」

グループホームだからこそ大切にしているのは、介護を“早くこなすこと”ではありません。

「この方はコーヒーより紅茶が好き」
「朝より夜の方が元気」
「今日はいつもより表情が違う」

そんな小さな変化に気づけることが、ここでは立派な力になります。

ある利用者様は、なかなかお風呂に入ってくださらなかったそう。
でも普段の様子を見ていると、テーブルの上が散らかっていると自分で整える姿がありました。

「もしかして、すごく綺麗好きなんじゃない?」

そこで脱衣所をきれいに整えてから声をかけると、すんなり入浴してくださったそうです。

「うまくいった時は、やっぱり嬉しいですね。しかも“この方はこうしたら安心するみたい”ってみんなで共有するから、次のケアにもつながっていくんです。」

勤続10年以上のスタッフも、この仕事の面白さをこう話します。

「毎日、吉本新喜劇みたいですよ(笑)。もちろん大変なこともあります。でも、“これあかんかったな”“じゃあ次こうしてみよう”って、みんなで考えられる。それが楽しいんです。」

この施設が何より大切にしているのは、利用者様に対してごまかさないこと。

認知症だから忘れるだろう、と適当な約束をしたり、無理に何かをしてもらったりはしません。

「ちゃんと向き合えば、それって伝わるんですよね。名前や顔を忘れても、“この人は安心できる”という感覚は残っていると思うんです。」

だからこそ、利用者様から自然と手を握ってもらえたり、「ここはええところや」と言っていただけたりする。

そして、その優しさはスタッフ同士にも同じです。

「困った時は絶対に誰かが助けてくれる。何か違うことをしても、頭ごなしに否定されるんじゃなくて、まず受け止めてもらえるんです。」

介護が得意だから、経験が長いから、ではなく、
目の前の人をよく見て、その人の気持ちを考えられること。

そんなあなたの優しさや気づきが、ここではきっと大きな力になります。

「もっと一人ひとりと向き合う介護がしたい。」

そう思っている方なら、きっとここで介護の新しい面白さに出会えると思います。

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